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  経営者ニュース   No.50 2006/01/03

−目  次−

ご挨拶
男たちのYAMATOを見てきました
2005年最後の日曜日にスターウオーズを見る
マンションの設計と構造計算の不正について

                                            御 挨 拶
 新年 あけましておめでとう御座います。
昨年はいろいろとお世話になり有り難う御座いました。心から御礼申し上げます。
今年の3月には79歳に成ります。80歳が目の前に来ました。
 人生50年の時代には考えられなかった出来事です。戦時中は30歳は無いだろうと思っていました。戦争で死んだ奴。可哀想です。特攻で行った奴、本当に気の毒です。私は戦争中,誰が特攻に行くかと思っていた非国民ですから、えらそうなことは言えませんが、志願していく奴は凄いなと内心畏敬していました。
だからどこかに、死によった奴にスマンナと言う所があって、総理が靖国へ参りに行くのは、大賛成です。
 昨年暮れに、東京へ行ったのですが、靖国神社には行きませんでした。暇がなかったのと、銀座へ行ってみたかったので、銀座4丁目の鳩居堂の前で写真を撮ってお上りさんしてきました。松坂屋の写真を撮ってきたのですが、その晩に泥棒が入って、時計を2000万円ばかり取られたそうです。泥棒に入られる直前の松坂屋だと宣伝して歩いているのですが、みんなフフンと馬鹿にします。
 暮れに友達から「男達の大和」を見てきた、可哀想で見てられへんと電話を貰いました。
 戦艦大和は戦時中は秘密にされていて、その存在は知られていませんでした。それでも噂で戦艦陸奥より凄い船があると聞いて居ました。陸奥が公称3万5千トンで、新戦艦は5万トン位やと噂でした。本当は8万5千トン位有ったそうですから噂以上のものです。
 この船の悲劇は時代が既に大艦巨砲の時代ではなくなっていたのに、世界一の優秀な巨艦を作った事でした。この艦を造船した技術は世界でも卓越したもので戦後、敗戦国の日本を支える造船技術になったことがある種の救いであったのです。戦後50万トンのスーパータンカーが日本で出来たのは、戦艦大和を製造した技術が生きたのです。
 その流れが宇宙戦艦大和と言うアニメーションになるのでしょう。このアニメも日本が得意で、手塚治虫と言う天才漫画家が、ジャングル大帝レオを作り出して、それをアメリカのディズニーが真似をしてライオンキングを作りました。これは盗作だと誰も云いません。アメリカだからでしょうか、ディズニーだからでしょうか。強いものには巻かれる。日本のやり方でしょうか。手塚治虫が居たらどうしたでしょう。原作を護るために立ち上がったと思います。残念なことに手塚治虫が居ないので権利を擁護する人が居ないのです。今からでもディズニーを訴えたらよいと思います。
 新年お元気でしょうか、風邪が流行っているようですがお変わり有りませんか。
いよいよインターネットで経営者ニュースを始めることに成りました。昨年からインターネットでやると言いながらなかなか出来ませんでした。
 ホームページの制作を頼んで出来上がったのですが、後で経営者ニュースを送信しようとしても解らず、方法を教えてくれるように頼んでも一向に来てくれず、いたずらに日時を費やしてしまいました。
 玉造の駅前にパソコン教室が出来るというので,覗いてみましたがこちらの要望にはほど遠く、あきらめました。
  駅から50メートルほど離れたところに、ホームページ作りますと言う看板を見て、覗いてみてそこで手ほどきをうけることにしました。
 何回か行って少しずつ手ほどきを受けました。何とか自分でやろうとして勉強を始めて居ます。此の文章が旨くホームページにアップ出来るかどうかやってみます。
 此の文章も、今までのワードと言うワープロでなく、ホームページビルダーと言うソフトの中のワープロで書いています。殆どワードと同じような使い心地で、あまり気にしていません。
 かねてから変な心霊現象みたいな事云うものだから、気にイランと怒っている人もいるようですが、私はなんにも気にしていません。これからはインターネットで見たい人だけ見たらよいので、完全に自由に振る舞えるわけです。
 病気のことばかり書いて、ひんしゅくを買っているようなので、もう書かない積もりでしたが、またまたテンポーソーです。発音は明るいのですが、漢字で書くとギョとするような字です。天疱瘡と書くのですが、天然痘と疱瘡(同じものですが)と猛烈な伝染病のようで困ります。これをテンポーソーと書くと何かひょうきんな感じがして、語感がとても明るいのです。難治性の奇病のようで日赤の皮膚科の先生が年に4〜5人見たと言うのですから珍しい病気のようです。
 家内が罹って本当は困るところなのですが、とても軽いので殆ど心配要らんようです。だから呑気にテンポーソーと云いながら、書いているのですが、重症の人は気の毒です。原因も治療法も解らないようですので、こんな難病も有るんだと書くことにしました。治療法は今のところステロイド剤を大量に使うのらしく、副作用に注意が必要と言うことのようです。伝染はしないようでこれが唯一の救いです。
 昨年、秋の紅葉を観に京都へ行って来ました。有馬へ1泊で温泉と紅葉を腹一杯堪能し来ました。有馬の土産は勿論温泉煎餅です。
 旨く此の文章がインターネットに載せられると良いのですが。どうでしょう
末筆ながら皆様のご健勝を祈り上げます。
                            2006年1月3日
                                                  
                                      赤尾義明拝



               男達の大和YAMATOを見てきました
 昨年の暮れに同級生の奥村君から、男達のYAMATOを見てきたと電話を貰った早速行きたいと思ったが、大寒波の襲来で寒いのに怖れをなして、寒波が去るのを待って出掛けました。
 12月26日朝ご飯を食べてから、千日前へ出掛けました。鶴橋まで歩いて千日前線で日本橋まで出ました。10時10分からです、映画館へ着いたのは10時6分でした。
 待つ間もなく予告から始まりました。軍艦のトン数は重量トン、排水トン,積載トンと種々有るので正確にはどう云うのか解らないのですが、映画の中で8万余トンと言っていました。
 8万トンの戦艦といえば当時世界第1で比較する戦艦は有りません。当時世界の海軍の覇者は英国で全世界に植民地があって文字通り、日の没するところが無かった世界の覇者です。その世界第1の海軍の戦艦プリンスオブウエールズが東洋一の軍港シンガポールの東洋艦隊の旗艦でした。それが3万5千トンだったと思います。それを日本軍はマレー沖で雷撃機によって、戦艦レパルスと一緒に沈めてしまうのです。マレー沖海戦です。
 英国首相チャーチルが戦後回想録の中で、自分の生涯で一番驚いたのは、プリンスオブウエールスが日本空軍によって撃沈されたことだと書いているのですから3万5千トンで不沈と思われていたのですから、8万トンの大和は不沈戦艦と云っても良かったのです。しかし時代は大鑑巨砲の時代から。航空機による機動部隊の世の中に移って居たのです。それが戦艦大和の悲運だったのです。
  海に浮かぶ大和はほれぼれするような姿で名器は、流石息を呑むような姿です。海軍は大和を大事に大事にして、ミッドウエー海戦でも,後方に控えさせて前線へ出しません。それが死処を得られずに、敗戦濃厚になって、沖縄へ片道燃料で特攻攻撃に出撃させるのです。1機の護衛機もないのです。
 これは海軍大臣に天皇陛下から、もう船は無いのかと、半年ほどの間に3回下問があるのです。そうなると海軍は生き残った艦艇をかき集めて出撃しない訳にはイカンように成るのです。3000人の将兵を乗せた大和は出掛けて行ってやられるのですが、これは全く無駄な無益な戦闘でした。
  内田という一曹は、前の戦闘で左目をやられて入院しているのですが、友人が最後の挨拶に来て、出撃を察知してどうゆう風にして潜り込むのか解りませんが傷病の身にも関わらず出撃するのです。
  そして大半は戦死するのですがごく一部の人間が助かって生き残ったものはその為に苦しむのです。
 死ぬも地獄生きるも地獄の中を生き延びた主人公の所へ、、内田の娘が大和の沈んでいる場所へ行きたいと云って訪ねてくるのですが、内田の生き様を聞いて迷いから醒めるのですが、負け戦の場面ですから、見て居て苦しくなります。
 確かにあの通りだと思います。大和が出来上がった時に15歳の少年志願兵が10人程、乗船してきます。子供です。アンナ子供を戦争に駆り立てて、特攻に行かせたのです。私は15歳の時に経理士を目指していました。税理士も公認会計士も無かった時代の話です。
  誰が特攻なんかに行くか。と思っていた非国民です。しかし特攻に志願をする者を、批判的に見ていた人間も居たのです。どちらかというと私は後者でした。今から考えれば行った者は馬鹿を見ました。しかし特攻に志願して行った人間は純粋でした。その人達を祭ってある靖国神社にお参りしてやって欲しいと思います。感謝しても感謝しても及びません。
 国民は、矢張り禮を厚くして接して欲しいと思います。身を捨てて国に尽くした人たちをもっともっと敬意を払ってやって欲しいのです。そうでないと浮かばれないと思います。国の平和ボケを治して、東洋の平和と安定に寄与する覚悟が必要だと思います。
 戦争中は兵隊が嫌いで軍隊が嫌いでした。この年になって、軍国主義者のようで可笑しいのですが、何故か平和ボケが我慢ならんのです。自分で戦場に行かんでも良い歳になると何故か軍国主義者になると云う話を聞いたことがあります。そうなのでしょうか。
 情報を統制されることの苦痛は戦時中に、いやというほど体験した。大和が存在したことは知らされていなかった。それでも噂は戦艦陸奥・長門をしのぐ大きな戦艦があるというものだった。それは戦後大和だと解るのだが、国民として噂の巨艦に期待した夢は、敗戦という事実によって粉砕された。
 大本営の発表は嘘ばかりだというのは、大阪が丸焼けになっても損害は軽微なりと言うのだから自ずと解る。それでも1億玉砕と云われて、無条件降伏に驚いたのだから子供やったなぁと、自分の幼稚さに苦笑するしかない。
 元寇の時のように神風が吹くという話には、頭から信用していなかった自分でも1億玉砕を考えていたのだから、世間知らず(世界の情勢を知らなかった)と無知を恥じるところがある。神風が吹くと世間では信じていたとは考えにくいのだが、どうやら信じていた人も居たようだ。敗戦の詔勅を聞いて宮城前で土下座して頭をたれている人の映像が時々放映されるが、どうも本当とは思えない。敗戦と知って助かったと思ったのだが、まだまだ嬉しそうには出来なかった。また負けたのであるから嬉しくはなかった。助かったとは思うのだが素知らぬ振りをしていた。
 天皇には戦争責任が有ったと思うのだが、天皇の戦争責任について語る人が居ない。私は戦争犯罪者と云っているのではなく、責任があると言っているのです。そして昭和天皇は適当な時期に退位して、モット早く平成天皇に位を譲って上皇に成るべきであったと思います。
 誰かに云われて、または命じられてでなく、自発的に退位すれば良かったと思います。それが戦死した将兵や空襲で焼け死んだ国民に対する、気持ちの表し方だったと思うのです。大和が特攻作戦で3千人の軍人を無駄に殺したのは、天皇の3回にわたる下問のせいだとすると、何らかのアクションを起こして、哀悼の意を表しても良かったのでは無いでしょうか。艦首に附いている菊の紋は伊達に着いていたのではないと思います。艦首に菊の紋が附いているので、艦が沈むとき、陛下の艦を沈めたとして、艦長は死を持って償ったのです。昭和天皇はとても好感の持てる性格で国民は慕っていたのです。陛下に不満を持っていた人はあまり居ないのではないでしょうかだから惜しいと思うのです。敗戦に国民は打ちひしがれました。それでも刻苦勉励して国を再興しました。世界に冠たる国になりました。
 一部に隣国に媚びを売って、靖国に参る首相を非難する輩が居ます。小泉首相はめげずに、主張を通しました。立派です。近隣の国と仲良くするのはよいことです。然し遠交近攻と言う言葉があります。中国のことわざです。近くの国を攻めて遠くの国と仲良くすると言う政策なのです。丁度中国と韓国はこの政策を採って居るのです。迷うことはありません。
 総理大臣が靖国神社に参ってどこが悪いのでしょう。前の戦争は日本が起こしたくて起こしたのではありません。ABCD包囲線で日本を囲み。石油の輸出をストップされたのです。当時我が国には石油は6ヶ月の備蓄しかなかったのです。
 それで国民は負けるのを承知で、アメリカと戦争になったのです。東条は止むに止まれず、負けそうだけどアメリカと戦争を始めたのです。海軍には世界一の大和が完成する直前です。それも計算に入っていたかも解りません。我が国は奇襲するつもりではありませんでした。それが大使館で翻訳に手間取って宣戦布告前に攻撃することになってしまうのです。外務省の怠慢です。この大使が罰を受けることなく出世して行くのですから役人天国です。宣戦布告が遅れるという大失態をやりながら処罰も受けずに、出世して行くのですから日本の役人は腐りきっとるのです 敗戦で軍部が潰れました。財閥も潰れました。役人閥だけが残りました。そして官僚統制で官僚が腐りきったのです。民間で出来ることは民間でと言う小泉首相の選挙に国民は投票しました。官僚の跋扈に我慢ならんのです。
 戦艦大和から話がそれました。官から民への話はまたの機会に譲りましょう。




           2005年最後の日曜日にスターウオーズを見る
 息子がスターウオーズ3のDVDを買って持ってきて呉れた。早速と行きたかったが、年賀状の印刷が忙しくて少し遅らせて、25日に成ってしまった。
 スターウオ^ズは4と5と6が早く公開されて、1と2が遅れて、3が最後になった変な順序だが、何故なのか解らないで来た。
 このbRでルーク・スカイウオーカーが悪の一味に引き入れられるのが解るのだが、悪の権化シスの巧妙な罠にはまるのがなるほどと納得させられる。
 途中で中断が入って今日はみれなかったが、明日にする。便利な世の中になったもので、映画を途中で止めたり続きを始めたり自由に出来る。一枚の円盤に成っているのだから好きなところから、好きなところまで自由である。
 人間は生活が段々便利になって、情報が楽に入手出来るようになって、進歩するのだろうか、逆に退化するのではないだろうか、何でも苦労しないで入手出来るのは、果たして人類にとって良いことなのかどうか、真剣に考える必要がある。
 何度も云うのだけれど、CDに音楽を入れて聴きながら、ワープロを打つ人生最高の時だ。「名残つきない果てしない別れ出船の鐘が鳴る。」別れ船の出だしだ。
 人生は別れの連続だ。会うは別れの始まりと言う。人間は一人で生まれて一人で死ぬ。誰もそこまで付き合ってくれない。心中したって死ぬ瞬間は一人だ。幾ら金があっても、地位がどれだけ高くっても、死ぬ瞬間は一人で死ななければいけない。身分の高い人が死ぬと、家来や家畜をお供させたという。それでも死ぬときは一人だ。
 どうせ一度はあの世とやらへ落ちて流れていく身じゃないかと、これまた凄いことを歌っている。この歌を50グラムのデジタルプレーヤーに入れて歩きながらも聞ける時代になった。それも私が買ったものは6千円ほどだった。
 「花と咲く身の感激を絨衣の胸に引き締めて正義の戦行くところ誰か阻まんこの歩武をいざ行け強者日本男児。」出征兵士を送る歌。勇ましいですね。元気が出ます。歩いていて知らずに歩調を取っています。
 アナキンスカイウオーカーがだまされて悪に取り込まれてダースベーダー卿になります。これがbRで最後に発表になったのです。この映画が約20年前に出来たというのですから驚きです。ジョージルーカス監督は黒沢監督のフアンだそうだが、日本の影響がいろいろ織り込まれている。ジェダイが操る光の剣はまさしく日本刀だし、斬り合いは日本刀の斬り合いそのものだ。スターウオーズが凄い人気であった事は良く解る。今見ても実に面白いもの。それでbS・5・6を見たいと思ったら、家にあるのはビデオになって居るので、ビデオの機械が故障して1台しか残って居ないので、居間のテレビでないと見ることが出来ない。正月で家族が家に居るので居間のテレビを独占出来ないので、見る機会が来ない。
 兎に角、技術の進化が激しくて、もの凄いスピードで進歩するので、附いて行くのに困難する。ビデオの機械が壊れても修繕せずに、DVDに置き換えて行くから、一家庭に一台の時代に逆の意味で進んでいる。今はDVDが一人に一台の時代になってしまった。
 先日新幹線の中で隣に座った男が、やおら取りだしたのはプレイステーションだ。ゲームでも始めるのかと見ていると、スターウオーズを見だした。横浜から乗って京都で降りていったが二時間ほどの間、本人は退屈せずに堪能して行ったと思われる。プレイステーションでビデオが見られると知らなかったので驚いた。そう言えば銀座を歩いて居て、デジタルプレーヤーの展示会に出会った。早速入ってみると、一ギガのもが並んでいる。へー凄いなと見ていると60ギガのものまである。驚いたことに名刺を10枚くらい束ねた位の大きさに60ギガ入っている。
 私は始めソニーの宣伝だと思っていたのですが、気が付いてみるとこれはアップルの宣伝でiポッドの宣伝でした。今一番売れているiポッドの実力を目の当たりに見せられて、唸って来ました。60ギガのものはハードディスクだそうですが、あんな小さいものにハードディスクを入れることが出来るとは、もの凄いことだと改めて、自分は田舎の旧人だと思い知らされました。
 




           マンションの設計と構造計算の不正について
 昨年、マンションを買って移転したことは、既にご存じのことと思います。桜不動産のセレッソアクシア真田山と言うのですが、セレッソとはスペイン語で桜のことらしいのです。サッカーのチームにセレッソ大阪と言うのがありますが、セレッソとは桜のことだと初めて知りました。
 マンションの設計に不正があって、震度5の地震に耐えられないとか、果ては地震が無くても危険だとか、マンション族の心胆を寒からしめる報道が続いています。 私も内心心安からずの心境でした。昨年暮れにマンションの管理組合の結成があり、出席しました。席上マンションの強度について質問があり、こちらも聞き耳を立てて説明を聞きました。席上「私は設計事務所をやっている」という人が名乗り出て、構造計算の書類を見せてくれと言い出しました。わしが調べてみると云うのですからみんなは安心してその人に任せることになりました。
 然し後で考えてみると、彼は本当に設計事務所を開いているのか、事務所の所在地もはっきりしていません。悪く考えるならサクラと言うこともあり得ます。名前がサクラ不動産なのだから、そんなこと朝飯前でしょう。これはもう少し調べる必要があると考えています。
 しかし、あれほどひどいことは、他にそうあるものではないと思われます。設計が正しくとも、施工に手抜きがある場合もあるし、会社は正しくとも現場監督が不正を働くと云うことも考えねばならず、建設現場では、不正がないと言うことはあり得ない事と考えておくべきでしょう。
 それでも法令は余裕を見てあるし、2割や3割の不正には安全と考えても良いと思うのです。それが姉歯建築士の場合は7割8割の不正で安全率が15%と言うのだから話になりません。どういう弾みでそんなことになったのか見当も付きませんがその結果の重大性を考えたら出来ることではないと思います。永年不正を働いていたら感覚が麻痺してやってしまったのかと思います、彼は根本的に建築士の適正がなかったのだと思います。彼は元々建築士になるべきではなかったのです。
 その結果がどうなるかをちょっと考えれば解ることで、その結果の重大性を理解できなかったのだろうと思います。その結果得られる利益より、損害の大きさを比べるともの凄い重大な違反です。
 どこの建築屋でも多少の違反はやっているだろうし、大手企業でも避けられない欠陥だと思われるのですが、しっかり管理しているところでは現場での手抜きなども起こらないでしょうが、大半の現場では下請けの下請けが工事を担当するので1割や2割で済めば良いとしようと言う風潮があるものです。
 この事件はまだまだ広がる恐れがあり、欠陥マンションを買った人はどうなるのかもう少し見守る必要があると思います。自分でもマンションを買って肝を冷やしている赤尾です。


        
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