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  経営者ニュース   No.42 2001/1/1

−目  次−


ご挨拶
新世紀を迎えて
経営者の目(パソコンの話)
インターネットの講習会・研修会について


  ご挨拶

  いよいよ、新世紀の始まりです。ひとつの区切りでしょう。希望に燃えて船出したいものです。

  世の中デジタルだの、バーチャルだの、インターネットだのと分からぬ横文字がやたら並ぶような気がする。軽薄浮調な世相につき合う必要など無いのだが、技術の進歩には後れないようにしたい。

  年賀状は手書きに限ると言う人も多いのだが、私は以前からパソコンで作ってきた。そのときそのときの、技術水準で作ってきたので、今までのものを並べてみたら、進歩の過程が分かると思ってしらべてみたが、前に出したものは残っていないので残念です。私は全部自分で手がけるので、手書きには及ばないけれど、ひとつひとつ、手がけて来たのが私の誠意のつもりです。

  家内の大腸ガンも幸いに全治して、元気で新年を迎えることが出来ましたのも、ひとえに皆様のお陰です。私がこんにち有るのもみんな、人様のお陰です。ここまで来るのにどれだけ人の恩を被ってきたのか分かりません。本当にありがたいことです。これはいつか少しづつでも社会に返して行きたいものです。気持ちはあってもなかなか思うようには行きませんが、この気持ちは忘れないように心がけて暮らしていきたいと考えております。本当にありがとう御座いました。

  初参りは住吉大社に久しぶりに行くつもりです。おお昔、子供の時に住吉大社の太鼓橋の上で、降りられず後から後から人が押し寄せて、立ち往生したことを思い出しました。今は太鼓橋は禁止になっているか、降りやすくしてあるでしょう。

  山と渓谷社の『巨樹巨木』という本を買ってきました。それによると巨樹巨木の定義は、地上130センチの位置で幹周り300センチ以上の木。と環境庁発行の「日本の巨樹・巨木」に決められているそうです。日本に55,798本、あげられており、未調査や山奥などに68,000本有ると推定され、合計124,000本以上あるらしいです。

  巨樹・巨木で多い樹種は杉で13,681本、ケヤキが8,538本、楠が5,160本、銀杏が4,318本だそうです。桜は12位で907本と出ています。桜の1位は鹿児島の奥十曽のエドヒガンだそうで、2位は三春町の滝桜で、我らが薄墨桜は3位になっています。滝桜が薄墨桜より上位に有るのは合点がいかないのですが、薄墨桜が日本一であることは間違いのないところです。桜の国の日本一の桜ですからおそらく世界一の桜でしょう。

  一番すごいのは、屋久島の縄文杉でしょう。樹齢7200年というのだから半端じゃありません。73歳の私など100分の1です。おそれ入谷の鬼子母神です。樹高25メートル、幹周り16.1メートルとあり、会いに行くのに往復10時間と言うのですから、日本一にふさわしい巨木です。

 日本一の大木は鹿児島県蒲生の大クスで樹高30メートル、幹周り24.2メートル、樹齢1500年と有ります。鹿児島ですから、ちょっと一走りで見に行こうとはまいりません。

  桜では、名張近くの榛原に仏隆寺(室生寺の末寺)の桜が10指に入っています。惜しいことに4年前の台風で幹が折れたと言われていて、少し痛んだようです。樹高9メートル、幹周り7.9メートルと立派なものです。近くに阿騎野の瀧桜が有り、別名後藤又兵衛にちなんで又兵衛桜と称されています。阿騎野とはなかなか優雅な地名で、万葉集に「ひむがしの野にかぎろいの立つみえてかえりみすれば月かたぶきぬ」と柿本人麻呂が詠んだところで、かぎろいの見えるところとして、日本中に有名な所です。

  12月にかぎろい公園で、かぎろいを見る会が開かれてみんな寒いのに全国から集まるそうです。そこにある枝垂れ桜で樹高13メートル、幹周り3メートル、樹齢300年と書かれています。

  村の自慢は、支柱が一本もないと言うのが自慢で、そういえば各地の有名な桜の巨木はみんな支柱がたくさん立っていました。この桜は支柱が無いのです。これは見事だ。一つ山を越えた室生寺には、末寺の大野寺の枝垂れ桜もあり、桜を見るのになかなかの所です。

  今年は折れたと言ってもまだまだ見事な、仏隆寺の桜を見に行くつもりで居ります。

 こんな事もできると言うつもりで写真を挿入してみました。かぎろいではありませんがかぎ

  ろいの写真がないので、これで間に合わせました。かぎろいとは既にご承知のことと思いますが、夜が明ける1時間くらい前に、東の空が明るくなる現象で、昔から不思議に思われていたのでしょう。自然に対する日本人のきめの細かさを物語るものでしょう。一度体験したいものです。

 
新世紀を迎えて

  新年明けましておめでとう御座います。皆様お健やかにお暮らしのことと、お慶び申し上げます。私方一同、無事消光いたしております故ご放念下さい。

  21世紀の幕が明けました。自然には紀元とか年号とかは、ないわけでして、人間が勝手にキリストが生まれて2001年と言っているだけのことで、その根拠も怪しいものです。それでも世界中の人がそう認めると、そういうことになってしまいます。

  新しい世紀と言うことですから、来年の日本の景気予測について調べてみますと、著名な経済評論家の高橋乗宣さんは、「2001年日本経済バブル後、最悪の年になる!」と言う本の中で2001年は悪いように書かれています。

  藤原直哉さんも、アメリカがクラッシュして世界中が不況になるおそれが大きい、と言う論調です。評論家はおおむね、そんな言い方で、それでも将来はアメリカに代わって、日本が浮上するであろう。と言う人が多いようです。

  反対に、増田俊男さんは、2001年は、株が上がって、それが2〜3年は続くように書かれています。だから面白いのであって、内容を読んでみますと、アメリカの大統領がクリントンからブッシュに代わったとたんに、景気が落ち込むと、世界中が困るので、「資本の意志」の目で見ると、中東で戦争が始まるだろうと言うのです。アジアでも北朝鮮や中国が脅威になって、日本なども軍備の拡張に走るようになり、すでに空中給油機や超小型空母みたいな艦を発注しています。中東で紛争が起こると。石油はどうなるのでしょう、90%以上輸入に頼っている日本の立場は弱くなりそうです。万一輸入が止まるようなことになると、ABCD包囲網で第2次世界大戦が始まった時を思い出します。軍需産業は、アメリカの独壇場ですから、中東でドンパチが始まり、各国が軍拡競争に走ると、アメリカはものすごく儲かるし、景気が下支えられて、そう落ち込まなくて、軟着陸出来る。と言う図式だと言うのです。

  そのために、アメリカのクリントンは、沖縄サミットに1日遅れてでも、アラブとイスラエルの中を取り持つ姿勢を世界中に見せつけてきたので、これは戦争を始めるための布石であって、アメリカは平和のために、最後まで努力をしたというデモンストレーションなのだそうで、サウジあたりを陰から押して戦争に持ち込む積もりだというのです。そういえば、イスラエルでは和平派のバラク首相が辞任しました。主戦派の人物が選挙されるとそのおそれは多分に有ります。飛行機やミサイルや弾薬やその他諸々の武器の在庫一掃セールが出来て、アメリカの景気が暴落しなくて万々歳だと言うのです。

  なるほどと思わせるものがあります。そうしておいて日本の景気が上がるように持っていって、株価を上げて、日本の景気を立て直そうというのですから、恐れ入った話で、狩猟民族と農耕民族では、全く勝負にはなりません。高橋乗宣さんは戦争については一言も書かれていません。近々中東で戦争が始まるかどうか注目して居ましょう。

  加藤元幹事長の茶番劇も、こうなると分かっていながら兵を挙げたのは、野党の不信任案を早く出させて否認する為の芝居で、野党が簡単に乗せられてしまったので、加藤さんは、しかるべく処遇を受けるであろうと言うのですから驚きです。

  加藤に総理の目はなくなったと言うのがマスコミの論調ですが、その後の動きを見ていると増田説が当たりかなと言う気もしないではありません。そして2001年の総選挙の前に森内閣は総辞職し、ひょとすると扇千景建設大臣が首相になり、そうすると総選挙では与党が大勝利するだろうと言うのです。この「扇説」は、希望的観測を交えての話と断ってありますが、皆さんはどう思われるでしょう。

 
経営者の目(パソコンの話)

  先日パソコンが壊れて、というよりパソコンを動かすウインドウズという基本ソフトが壊れて、パソコンが立ち上がらなくなってしまいました。

  こうなって初めてわかったことは、車が故障してエンコした以上に、何もできなくなって立ち往生するということです。全く仕事にならなくてお手上げの状態になってしまいました。とにかく直してもらうことになったのですが、その間何も出来ないのです。文章を書こうと思ってもワープロが無いわけです。集計しようにもエクセルが無いのです。情報を採ろうにもインターネットにつなげないわけです。十一月の中頃から全く不便で不便で弱りました。私は手作業の時代から見て、パソコンで10倍の能力アップになったと言って来たのですが、パソコンが動かなくなると全然仕事にはならず、無能力者同様になってしまうのです。

  もとより他にもパソコンはあるのですが、所員が使っていない空いている時間にだけ使えることになります。使い勝手が少し違いますし、夢中で使ってるときに限って「先生、一寸使いたいんですけど…」と言われると、「ハイ、使ってや」と離れねばならず。自分で思っている以上にパソコン漬けになっているのが良くわかりました。パソコンがないと思考まで止まってしっまうようで、気が抜けたような精神状態に置かれてしまいました。

  そしてパソコンが直ってきてからが大変です。イロイロなソフトを入れなければなりません。これが意外に手間がかかるのです。未だに全部入れ終わっていません。必要に応じて入れることにして、ようやく調子が戻ってきたところです。

  経営者ニュースは、永らくご愛読いただきましたが、今年中に郵送は終わりにしたいと思います。とても手間がかかるのです。郵送をやめてFAXと考えていたのですが、この際一足飛びにインターネット移ることにしたいと思います。理由はコストと手間の削減です。郵送はとにかく大変です。読んでもらっているのかどうかも分かりませんし、封筒に入ったままで、部屋の片隅に放り出してあるのを、時々見かけたことがあります。そんなこんなで、インターネットが一番適していると思ったのです。インターネットなんてと思われる方もあるでしょう。

  電話がないと社会生活がスムーズに送れないように、インターネットのE―メールのアドレス(住所)を持たないと社会生活が満足に送れなくなると言った人が居ます、それはどうか分かりませんが、テレビの「渡る世間は鬼ばかり」でも泉ピン子が、インターネットをやっている場面がありました。ラーメン屋の主婦がやっている時代なのでしょう。

  そこで、この際インターネットをやってみようとか、どんなものかのぞいてみようとか、パソコンにさわって見ようと、言う人のために無料の講習会?を開きます。
ご希望の方は、名乗り出てください。(積極性を期待しております。)
日程その他は、みなさんの反応を見てから決めます。

  21世紀は夢のようなすばらしい世の中になるそうです。現在は地球規模で行き詰まっています。ダイオキシン、温暖化、オゾンホール、ゴミ処理、酸性雨、子殺し親殺し、宗教紛争、

  民族問題とても大変な状況です。ところがそんな、どん底の底から運命が新しく開けるのです。人の心も、世の中の仕組みも、ここまで来たら大きく変わりそうです。否、変わらないと破滅しそうです。私は、そうだからこそ楽観しております。そしてそんな世の中が、いつ来るのかワクワクしながら楽しみにしております。

  住所が変わりました、名張に行ったり、ウロウロして居ります。自分で「住所不定」と言っているのですが、本人は名張に住みたいのですが、なにしろ大阪から電車で1時間以上かかります。遠いものですから、通勤するつもりは全く有りません、週3日、例えば月火水は大阪で、木金土は名張と言う具合にしたいと思っています。

  晩年になって何かと忙しく、体も丈夫になって来ました。若い頃に虚弱だったのが嘘のようです。小学生の頃から、親に肩を揉んでもらっていたのに今では肩の凝りも忘れています。腹具合もほとんど胃腸薬を飲まなくなりました。家内のお陰だと思っています。

  十字式の「気」も効果があったと思います。1分間で、念力を使って背骨をまっすぐにするのですから、不思議なものです。「気」が存在して、人体に強く影響を与えることは、科学的に測定されています。「気」の正体は何かと言うことは分かっていないのですが、作用については科学的に認められる所まで来たと言えるようです。

  常識がいかに危ういかは、巨大な銀行や保険会社や百貨店やスーパーが倒産するなんてことは、数年前には誰も考えなかったことです。それが常識でした。それが昨今は、音をたてて崩れています。そごうや長崎屋や山一証券や福徳銀行が倒れました。今では誰でも、「あり得ることだ」とあまり驚きません。驚くより「倒産があっても当然だ」という感じ方です。この考え方の大変化は全く驚くべきことで、日本人の変わり身の早さは世界一では無いでしょうか。戦争に負けたとたんに、民主主義だと言い出した学校の先生とあまり変わらんように思います。
簡易保険や郵便貯金や厚生年金も、今までは政府のやってるものだから安心だと言っていたのが、政府がやっているから危ないという風に天と地が逆に変わってしまいました。

  科学的常識で、そんなことは起こり得ない、だから間違いだ。インチキだ。と言うのが「ひょっとして」に変わりつつあるようです。科学的常識が、大きく崩れようとしています。漢方で経絡と言うツボがあって、お灸や鍼で効果があります。一時、中国で鍼麻酔による外科手術をする様子がテレビで放送されました。医学的には非常識なことです。

  予知能力、透視能力など超能力と言われるものは、テレビなどマスコミでは、オウム事件以来封殺されてしまいました。東京帝大の福来友吉博士の透視・念写実験で、大事件になり、福来友吉博士が大正2年に追放処分になった時と、同じような傾向です。

  出版では、超常現象や超能力に関する本がたくさん出版されています。マスコミ界の人間と出版界の人間の出来の違いなのかも知れません。時代は大きく変わりそうだと言えるのでしょうか。これからの展開が楽しみです。

 
インターネットの講習会・研修会について

  経営者ニュースを、読んでいただきありがとう御座います。
1号から7号くらいまでは、和文タイプライターで打ったものです。このときも大変でしたが、一時中断しました。パソコンが出てきて、心を奪われてしまったからです。とにかく夢中になってパソコン気違いになりました。10数年前です。そのときにこれくらいパソコンの時代になると読み切って居ましたから、パソコンに関しては先見の明があったと自慢できます。

  大型のコンピューターより先に漢字になると予見して居ましたし、カラーになるとも思っていました。しかし、カラーグラフイックや、写真や、世界中がインターネットで結ばれるとまでは、そのときは思いませんでした。こちらは予想よりも早く先に進んでいます。

  アメリカの大学がUNIXと言うソフトで電話回線で結ばれていると聞いて、いずれは主な会社とか学校とかが官庁が、つながると思いましたが、各家庭まで進出するとは思いませんでした。全くその当時としてはインターネットの事は読めて居ませんでした。

  今では、携帯電話でインターネットが出来るし、インターネットを知らなくては恥になるような勢いです。そこで、インターネットとはどんなものか、インターネットはどういうことが出来るのか、どういう風に使うのか、ナンボくらい掛かるのか、漢字はどうして打つのか、イロイロ調べたり、みんなでワイワイやりながら、助け合って勉強してみようか、と言うのが趣旨です。費用は掛かりません。どないしたら良いか考えながらやりたいと思います

  パソコンは7〜8万から30万くらいであります。高いものはいりません。プリンターも1万数千円からあります。プリンターもいりません。こんな金額で、人類の最高傑作と思われる機械を個人で使える幸せをかみしめてほしいものです。

  今、日本は恵まれすぎて居ると思います。石油を90%以上も輸入に頼り、食料も70%以上輸入して、脳天気に暮らしている日本人にすごく不安を感じます。中東で戦争が起こり石油の輸入が止まり。食料をアメリカが輸出しなくなったら、日本人はどうして暮らしていくのでしょうか。万一のことも少しは考えておかないといけないのではないでしょうか。

  財政的にも、政府はアメリカのドル債ばかり買い込んで、「金」などの現物を少しも買っていません。アメリカのドルが崩壊したら、誰が責任を取るのでしょうか。インフレの危険、中国が日本の領海に入り込んで測量をしているのは何の為なのでしょうか。

  軍隊を派遣して、他国を占領すると言うような侵略はこれからは起こらないと思います。(ロシヤの国後島、択捉島などの4島占領をを除いて)しかし、世界のルールを変え、他国をそそのかして思うように富を奪い取っていく国がたくさんあります。南京大虐殺などとでっち上げの宣伝で有利になりたい国も有ります。この日本の国を世界の侵略から守るために、我々は防衛しなければなりません。そのためにもインターネットで、勉強も必要かも知れません。

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